施術スタッフの紹介

当院は夫婦2人でやっている小さな治療院です。

ですから担当がコロコロ入れ替わることはありませんし大手のように経験の浅いスタッフもおりません。

2人とも16年以上の経験を持ち、当院も開業11年を迎えました（2015年現在）

夫婦2人で担当させていただき、情報共有もしっかりとさせていただきます。

心臓外科のオペは超激務です。

命に関わる心臓ですから、緊急オペもあり常に24時間体制。プライベートなんてありません。

夜中に急患が運ばれてくれば、緊急オペで病院に向かうのが当たり前。

旅行先の那須から呼び出されて帰ったこともありました。

しかし命のかかった医療の最前線での経験は、今の治療観や健康観をつくってくれました。

200例以上のオペを経験しました。

そんな激務の中、疲労がたまったのか首を激しく痛めました。

何もしてないのに体を起こしたはずみで首が「グギッ！」となりました。

激痛で動かすこともできず、首は曲がったまま!?

整形外科でも異常なし。シップだけ。でも激痛で曲がったまま動かせない。

困りはてて行ってみたカイロプラクティックが私を救ってくれました。

1回の治療で首はまっすぐに！3回ほどで完治しました。

カイロプラクティックってすごい！不思議！これが後の師匠となる先生との出会いでした。

この経験から西洋医学とは違うカイロプラクティックに魅了され自分も勉強してみたい！と思うようになりました。

安定した仕事を捨てるのは不安でしたがどうしてもカイロを勉強してみたい。

何より治療が出来るようになりたい。

思い切って仕事を辞めカイロの学校に入学する事にしました。

夜学という選択もありましたが、あえて全日制3年の学校にしました。

一生をかける仕事だからしっかり勉強したかったからです。

カイロプラクティックの勉強は思ったよりずっとハードでした。

オペの仕事に比べれば簡単だろうってどこか安易に考えていた私は鼻を折られた思いでした。

オペの現場は最先端のデジタルの世界。

検査の数値を読み薬の量を決め、心電図を見て器械を操作します。

カイロプラクティックは徹底して技術をみがく職人の世界。

検査も矯正も全て手で行います。

あくなき反復練習で手に技術を教え込みます。

このギャップにはじめは「やっていけるだろうか？」と不安になりましたが

性にあっていたのか楽しくてカイロが好きになりました。

だから練習も授業も全然苦にならず楽しく勉強できました。

3年間で6610時間の専門課程を修了。

9種類のテクニックを学習しました。

（通常の学校では2～3種類ですからかなり多いほうです。だからこの学校を選びました。）

卒業してすぐに開業する人も多いですが私は5年ほど修行しました。

マッサージサロン、カイロプラクティック院、接骨院で合計5年間。

この時期に大量の統計をとり、本当に患者さんのために役立てるのはカイロプラクティックだと確信しました！

カイロプラクティックには不思議な魅力があります。

自分の技術が向上して、それまでより効果のある治療ができると本当に楽しい。

自分の治療で患者さんが喜んでくれるとこちらも嬉しい。

修業時代の仲間達と。

すごくやり甲斐がある良い仕事です。

この修行期間は、びっくりするほど貧乏でしたがセミナーに行きまくり技術向上に夢中になっていました。最も楽しい思い出に残る期間でした。

カイロプラクティックの基本は何と言っても解剖学です。

解剖学なくして良い施術はできませんので、ハワイで行われる解剖実習に参加しました。

この実習は実際に人体解剖を体験する私の経験した中では最も印象深い研修です。

ハワイ大学の医学部で5日間、缶詰になって解剖していきます。

実際に解剖し、体の構造を見て手で触れることで飛躍的に臨床力がアップするのです。

これを経験してしまうと解剖の専門書では全く不十分だと思い知らされます。

修了賞の授与。3回参加したので3枚持ってます。

本を読んでも、人体の不思議展に行っても得ることのできない生きた解剖学の知識を習得できる貴重な経験でした。3回参加しました。