ガン予防

フィラディルフィアの大学でガンの研究をしてる先生がご来院しました。一時帰国中だということでご来院していただきました。

さて話題は治療より患者さんとの雑談です。ガンの研究について色々と教えていただきました。話が実験ことから遺伝子のこと、そして有効な予防法などすごくおもしろくてちょっとした授業を受けているようでした。

その中から皆さんにも役立つお話を紹介します。

まず活性酸素をいかに排除するかが大切だそうです。ひらたく言うと体を錆びさせないと言うことです。

そのためには野菜をしかりと採る食生活。もし食事で不足がちならビタミンE、ビタミンCなどサプリでおぎなう。

そして脂質は採りすぎない。脂肪分は過酸化脂質というつまり体の錆びにもつながるからです。

そして炭水化物を減らす。採りすぎると糖質になってよろしくないそうです。糖質の吸収をおだやかにする良い方法は食前に「かんてん」を1グラム飲む。これが有効なようです。

グアバ茶が糖質吸収をおだやかにすると言われ、販売していますが僕の経験では飲みにくいです。「かんてん」の方が飲みやすいかも。今度ためしてみるつもりです。

そして紫外線をあびない。これも大切だそうです。市販のサンスクリーンは実験の結果、ちゃーんと効果があるそうです。紫外線のあびすぎはやっぱり良くないんですね。

うーん。こうして書くと意外とあたりまえの事が多いですね。テレビみたいに、これ食べときゃ大丈夫って感じじゃないです。

しかし本当に有効なものっていうのは、えてして当たり前の事が多いものです。流行の○○ダイエットとかより「食事を減らして適度に運動する」が有効にきまってます。

そして意外と有効でないのが「水」だそうです。

活性酸素を除去する「活性水素水」というものがあるのですがこれは確かに有効だそうです。ただし活性水素自体が非常に不安定なためペットボトルにいれても、通り抜けて普通の水に戻ってしまうそうです。

わき水の状態で存在はするので現地で飲めば有効だけど、市販の物には疑問だとおっしゃてました。僕は、この「活性水素水」を買おうとしたことがあります。買わなくてよかったです(笑)

最後にストレスについて。細胞にストレスをかける実験があるそうです。具体的には細胞をひねった状態にするそうです。

そうすると2分程度で細胞自体が変質して繊維のようなものを生成するそうです。これは抗ストレス反応だそうです。

アメリカでは実験用のラットもある基準以上の広さで飼うそうです。それはラットにストレスをかけないため。つまりストレスの刺激によってニュートラルな状態から変化してしまわないように保護しているのです。

これにはビックリ。

ストレスが体に良くないのは神経学や免疫学で語られていますが、細胞レベルで変化が出るなんて知りませんでした(細胞をひねる事がストレスならゆがんだ体も良くないのか?そんな事も考えちゃいました)

物理的ストレス(ねじれ等)精神的ストレス(狭さや対人関係など)ともに細胞レベルで体に影響してしまうんです。ストレス解消も健康で長生きするためには必要なのですね。

長々と書いてしまいました。

まとめると
1 野菜を食え!食わないならサプリで補え!
2 肉を食いすぎるな!
3 炭水化物を食いすぎるな!
4 紫外線に気をつけろ!サンスクリーンは有効!
5 ストレスを減らせ!

こんなとこですね。お話の楽しさの10分の1も伝えれてないですが、文章力の限界とお許しください。