オススメ エルミタージュ展


最近、ちょっとだけ絵画に関心が出てきまして大エルミタージュ展に行きました。
本当はポールスミスってデザイナーが、マティスという画家の絵が好きだと言ってたので見たくなっただけです(笑

大学の卒業旅行でイタリアに行ってウフィッツィ美術館やバチカンに行って
歴史的な芸術をたくさん見たのですがちーっとも良いと思わなかった思い出があります。
きっと若すぎたんだな。今ならきっと絵画の良さも分かるはずさ。
そんな根拠のない軽い自信を持っていきました。

しかし美術館に入るといきなりドン!
こんなキリストの絵や。

こんな天使の絵が展示されてます!!
これだ!!
僕がイタリアで見た絵もこんな感じだった!
苦手なんですよ。この作風(失礼!!)

なんつーか、お腹いっぱいになるっていうか。
キリスト教の知識もないから何を描いてるか良くわからないし。。。
やっぱりダメかぁ。あの頃から全く成長してなかったかぁ。。。
自信は脆くも木っ端みじんに。

ちなみに、この2つの絵は16世紀のもの。
16から20世紀まで順番に展示されてます。
いやぁ、これは背伸びして場違いな所に来てしまったか!?

ところが17世紀以降の絵はけっこう良かったです!
100年も立つと作品のテーマや作風も変わってきます。
17、18、19世紀と時代がたつにつれて作風も変わるのですが、すごく良かったです!
17世紀以降はそれぞれ良いです!

でもその辺はドーンと省いて20世紀に。
「アヴァンギャルドの世紀」と銘打って展示されてる絵は16世紀の物とはえらい違い。
下の絵がマティス。
ポールスミスが好きだと言った画家です。

上の絵と同じ展示会のものとは思えない変貌。
この絵は今回の展示会の目玉作品ですが、実物はすごくキレイ。
この写真じゃ落書きのようですが実物は何て言うか人を惹きつける力を持ってる感じです。

こちらはピカソです。
16世紀から500年も経つとこんなに芸術って変わるのですね。
ちょっと変わりすぎじゃね?
いえいえ、実際の展示を見ればそんな事ないですよ。
産業革命やフランス革命など時代の影響を受けて、変わって行ってます。

写真はエルミタージュ展のHPから拝借しました。
美術館じゃ撮影禁止なのです。
大エルミタージュ展は六本木の国立美術館でやってます。
オススメです。僕でも良さを感じられました(笑