WBC不参加とプロとお金

WBCに日本のプロ野球選手会が参加しないと表明してニュースになっています。
問題は金銭的なもの。ようは収益に対する分配が少ないという事のようです。

収益の63%がアメリカの主催者団体の取り分。
日本は13%。他の国で21%だそうです。

これは確かに取り過ぎですね。
でも、日本選手も3連覇がかかってるし、そんなにお金、お金言わなくても。。。。

僕も以前ならそう思いました。
でも最近、落合元監督の本を読んだのですが、そのため選手会の人たちの気持ちも理解できます。

プロ野球選手って一個人事業主なんですってねぇ。
だから引退後の生活なんて誰も面倒みてくれません。

そんな不安定な立場で雇用主の球団のペナントレースをほっぽり投げてWBCに参加するわけですから、当然、金銭面の要求もあるのでしょうね。

何と言ってもプロなんですからお金を要求するのは当然かと。
ドライなようですが落合さんの意見に一理あるような気がしました。

TVでプロ野球選手の引退後って時々やってますが、うどん屋開いてたり
焼肉屋で雇われ店長やってたり、健康器具の販売営業やってたり。

華やかな現役時代とはうって変わって普通の生活してます。
短い現役生活ですからプロとして報酬を要求するのも仕方ないかもですね。

なーんて冷静でいられるのは僕が野球ファンじゃないからですね。
ファンだったら、もっと感情的に見たーいって思うはずです。

ちなみに落合監督の本は面白かったです。
すごく冷静で理論的な人なんだ思いました。

監督時代、成績が良くても観客動員数を減らしたというのも納得。
プロに徹したら何事も地味になるんですね。良い本でした。