パチンコと昭和

パチンコを初めてやったのは高校生の頃。
親戚に連れて行ってもらったら1万円勝ちました。
何に使ったは忘れてしまったけどこれはイイ!って思いました。

パチンコって高校生からやって良いんでしたっけ?という疑問にはスルーして話を進めると、僕はパチンコが好きになったのです。

しかし勝ったのはこの1回きりでその後は負けが込みます。
高校生のお小遣いではロクに打てないので負けると一瞬。
ろくに遊べず3000円とか5000円といった高校生にとっては大金が消えていきます。

生来ギャンブル向きでない僕は、くそーあれ買っとけば良かった!!と大後悔。
そして運命の1989年1月8日。この日は冷たい雨のふる日でした。

前日には昭和天皇が崩御。64年目に入った昭和が終わった日でした。
国をあげての一大事でTV番組は昭和天皇の特番一色。
歴史的な出来事の中にいたのですが高校生には興味もてません。

TV見るものが無かったので近所のレンタルビデオに出かけました。
そしてその途中にあったパチンコ屋にスルスルと吸い込まれていったのです。
哀れ、いたいけな高校生は財布の中身をすっかり巻き上げられレンタルする事もできず帰宅の途につくはめになりました。

もうパチンコなんぞやるものか!!これが人生最後のパチンコとなりました。
こうして激動の昭和が終わっていったのでした。
良い子のみんな!パチンコは18才からだぞ!