今日は腰のヘルニアの方が二人いらっしゃいました。
お二人とも病院での診断を持ってきてらっしゃいます。
最近、ヘルニアにつてTVでやっていてその話題になりました。
夕方のニュースでヘルニアのオペについての特集です。
最近のヘルニアのオペは内視鏡でやるので1泊2日でオペができるという内容でした。
簡単になったもんですよね。
ただ手術で飛び出したヘルニアを切除するのは通常、最終手段です。
ヘルニアも軽いものから重症のものまでグラデーションです。
ヘルニア=オペというものではありません。
すごく重症なヘルニアはオペせざる得ないという事はあります。
でもオペをしても腰が痛いとご来院する方は案外といます。
オペをしてもまだ痛い。あるいは再発したと言ってご来院します。
ここが不思議なところです。
問題はヘルニアになる本当の原因だと思います。
NHKスペシャルで「病の起源」というシリーズがやっています(さっきとは違う番組です)
それによるとヘルニアの起源は360年前。
農耕が始まったことが原因だそうです(学者さんて変なこと調べますよね)
前かがみの作業がすごく増えて、その結果ヘルニアも増えてしまった。
証拠としてそういう人骨も発見されています。
現代では農業をやる人は少ないじゃないかって疑問になります。
ところがアメリカの整形外科学会ではヘルニアと相性が悪いのはデスクワークと車の運転だという論文があるそうです。
どちらも前かがみでこそ無いですが腰が丸くなりやすいです。
農業よりはるかに運動不足で筋力も弱りますしね。
オペしても腰が丸くなってしまってるのを治さないと経過が上手くないのだと思います。
僕達がヘルニアの施術をする時はこの事を優先します。
丸まってる腰を伸ばしてあげて(反りやすくして)腰への負担を減らしてあげる。
そういう施術が必要になります。
手術しても矯正か体操をして腰を伸ばして予防していくのはオススメです。