夏休みオタ話2


オタ話第2弾です。僕がまんが好きなせいか患者さんにも、マンガ好きが多いです。

オススメ作品をよく教えてもらうのですが、皆さん僕が知らないマンガをよく知ってます。
この「へうげもの」もその1つ。かなりの奇作です。

時は戦国時代、織田信長の世から豊臣秀吉の世に変わる頃。主人公の武将は戦はダメだけど茶道に詳しい数奇もの(すきもの)。

とくに茶器に詳しく目利きでもあります。
この時代は名茶器を持つ事が権力の証であったりもして
武将がこぞって茶器にあこがれます。

そんな戦乱の世を主人公が茶の湯の道に走りながら
己の美意識を具現化するため駆け抜けるお話です。

千利休も重要人物として絡んできて物語りは独特の読み応えがあります。
どこまで本当か知りませんが千利休の美意識(「わび」のこと)とか
メチャクチャ窮屈でこだわりは高いけど疲れる。

こんなにも器とか、おもてなしとかにこだわったのかぁと
面白いやら、くだらないやら。
こういう作品は初めてで、はまってしまい一気に読んでしまいました。

絵は上手くないわ、文字数は多いわでちょっと読み出す気になれないけど
読むとおもしろい奇作です。夏休みの感想文にどうぞ。