女性特有の腰痛に育児腰痛があります。
先日いらした若いママさんもそうでした。
抱っこによる典型的な腰痛です。
こういう女性は大抵、腰が前に沿っています。
反り過ぎてお腹が突き出してる感じです。
仰向けに床に寝ると腰のところにすき間ができる人もいます。
抱っこの時にお腹を突き出して赤ちゃんを支えてるとこうなります。
(試しに枕を抱っこしてお腹で支えて下さい。腰が前に反りますから。)
赤ちゃんと言っても日々、大きくなって重くなる存在です。
手だけでは重すぎるのでお腹で支えて抱っこすると反り腰になっちゃいます。
腰が反りすぎると「これ以上そらさないで!!」と腰痛になり抱っこ腰痛の完成です。
抱っこの時やその後に腰痛になるのが典型ですが、全く別の時に痛い人もいるからややこしいです。
反り腰の方の多くは、猫背にもなります。
鏡に写ってる自分の猫背に自覚がある人もいらっしゃいます。
これは腰が反るからで関節生理学的に説明がつくのですが難しいから割愛です(笑
だから腰だけじゃなく背中も調整しなくてはいけません。
結局、全身のバランスを整えるために背骨の矯正となります。
その上でさらに腰の反りを改善する調整も加えます。
それでも育児は止まりません(当然ですけど)。
だから自宅でのケアも願いします。
毎日の抱っこで腰が反り返るような負荷がかかるのでケアしてもらう方が早く効果が出るからです。
この体操が普通の人には全く痛くないのですが、反り腰がひどい人だと痛い事があります。
僕の経験では20人に1人くらいですが、この若いママさんはそのタイプでした。
痛かったので体操を止めていたようでした。
もう一度、体操を見させてもらって負担のない程度に変更してお願いしました。
こういうのはオーダーメイドが必要ですね。
体操でサポートしてもらいつつ、しっかり施術していこうと思います。
不思議と反り腰の腰痛は女性に多いです。
育児や妊娠もあると思うのですが、筋肉の量や骨格の違いも関係あるかもです。
この辺りは今後の研究課題でもあります(研究しても施術に還元できないと意味ないので趣味の研究です。。。笑)