美味しんぼの完結

「美味しんぼ」が一区切りついたのを知ったのはネットのニュースでした。”25年ぶりにあの親子が和解”みたいな見出しで美味しんぼの完結を報じていました。

僕が子供のころは「いい年していつまでマンガ読んでるの!」と言われてたのに、最近は「課長島耕作」が社長になったとニュースになったり、マンガもずいぶんとメジャーになったなぁと思う。永遠のマンガファンとしてはうれしい限り。

さてこの作品を知ったのはたしか高校生のころ。その時はコミックが4巻しか出てなかったです。友達のススメで読みだして「おおー化学調味料はダメなのかー」「農薬はいかんのかー」と衝撃をうけました。

友達のあいだで海原雄山語録がはやり、そば屋にいって一口すすると「ぬぅぅぅん、女将を呼べぇぇぇ」なんてやってました(笑)

さすがにここ数年はまったく読んでなかったので、完結の報道にはびっくり。思わず最終巻を購入してしまいました。

感想はズバリ良かったですね~。古い読者としてはなかなか感慨深かったです。アマゾンの書評を読むと賛否両論で批判的な人の意見もよくわかる。それでも面白かった。理屈じゃないです。ファンだから仕方ないですね。

とくに山岡が子供のころの家族旅行のエピソードや、高校時代に山岡が美食倶楽部で修行しているエピソードなどはファンなら楽しめると思います。

完結と言っても連載が一区切りなだけで、これからは不定期のシリーズで続くそうです。なかなか作品として完成度を優先して辞められないのが商業誌のつらいところです。

原作者の雁屋哲さんがブログでその辺の苦労を赤裸々に書いていておもしろい。興味のあるかたはどうぞ。美味しんぼ日記