クララ立つ!

今日いらしたIさんは膝が痛くて、初診時は膝が完全に曲がっていて、左足を引きずってのご来院でした。膝には水がたまってひとまわり大きくなっていました。

検査をすると太ももの裏に圧痛あり。膝を完全にのばす事ができません。病院でも水を抜いていて本人は夏までになおりますかね?なんて言ってました。

そして今日は7月11日。「仕事で忙しくて走っちゃたんですよ」とおっしゃてました。会社の人も走って大丈夫なの?と心配してたそうです。まだ梅雨も明けてませんが経過良好ですよね!

もちろん無理は禁物で、そのあとに熱ぽかったと言ってましたからまだ完全ではありません。でも走れたのは大きな進歩です!

ハイジに怒られて車イスから立ったクララみたいじゃないですか(笑)と喜びました。

治療には初めは間隔をつめて週2回来ていただきました。自宅での体操もお願いしました。自宅でのケアはたとえれば歯磨きみたいなものです。僕らの治療は虫歯を治すようなものです。

歯を磨くのはご本人にやっていただくのが1番です。毎日、来ていただいても良いですが、それも何か違うじゃないですか(笑)

Iさんは僕の提案した体操をやってくれました。おかげで経過も順調で僕もうれしいです。患者さんの治りたい意志が強いと僕も助けられます。

もちろんまだ完全ではないですが、Iさんの健康に貢献できるように頑張りたいと思います。

ところでここからは同業者むけに。僕の弟子も読んでくれていますので情報提供。患者さんは読まなくてもいいですよ(笑)

膝に水が溜まった場合は水をぬくかどうか、患者さんもまようところ。

水が溜まるのは膝関節に過剰に刺激が加わっているためで、その刺激をとってやる必要があります。刺激は色々ありますが、水を抜くための注射が刺激になることもあります。

注射することで水を抜いてもまた溜まるという悪循環になることがあります。

しかし、水が溜まりぱなしになると膝をつつむ関節包がのびてしまいます。関節包は膝の安定組織のひとつですから、こいつが伸びちゃうと具合が悪いです。つまり水を抜くか抜かないかは難しいところです。

では僕自身が患者さんにどうしてるか?治療で改善が見られれば水は抜かず間隔をつめて治療して一気に改善させます。改善しないのなら第2選択で注射をすすめるのが治療家の両親かな思います。

膝の水を抜くにはポンピングが有効で、その後テーピングで排水をフォローすると経過がよいです。あと治療としては膝だけでなく股関節も要チェックです。Iさんもこの治療で良くなりました。

治療はもちろんトータルでやるべきで僕は背骨から診ています。膝についても、膝の安定性や圧痛点や他にも視点があります。

色々書きたいこともあるのですが、書ききれないのでとりあえず水の話の基礎だけまとめてみました。

このあいだ治療家の友人に電話で質問されたので思いつきで書いてみました。生意気なようですが、参考になれば幸いです。